給与水準が高いとは限らない
派遣会社で働くとパートやアルバイトに比べて給与水準が高いとよく言われています。確かに一般的な仕事では時給や日給が高めになる傾向がありますが、工場の仕事については必ずしも高い水準になるとは限りません。パートやアルバイトと比較すると優れているケースが多いのは確かでしょう。しかし、正社員として働く場合に比べると給与水準は低くなりがちです。また、福利厚生についても正社員とは同じものを受けられないのが一般的で、派遣会社から提供されている福利厚生だけを受けることになります。住居手当や勤勉手当などの手当が充実している工場の求人は多いので、派遣会社を経由して工場で働くと不利になってしまう面があるのは確かでしょう。
働く期間が限定される
派遣会社を経由して工場で働くと、直接契約をするのとは違って派遣契約になります。派遣契約の場合には契約期間が定められていて、短い場合には数ヶ月、長くても二年くらいになるのが一般的です。同じ職場でずっと働き続けることができないため、派遣先が変わったらまた新しいスキルを身につける必要が生じます。特定の作業に慣れて簡単にできるようになったのに、期日が来てしまったためにゼロから学び直さなければならないこともあるのです。働く現場も変わるので、場合によっては引っ越しをしなければなりません。派遣先の確保ができずに空白期間ができることもあるため、派遣会社を経由して働くのにはリスクが大きいと考えた方が良いでしょう。
住むところの家賃はなしとのことを寮費無料と言います。例えば、新聞配達のために住む寮などがそれに当たります。